歯周ポケット検査
歯周ポケット検査の目的
- 歯肉炎・歯周病の進行程度がハッキリとわかります。
- 治療計画の立案、歯周病治療の効果を再評価・確認。
歯周ポケットの検査方法
ポケットの深さを専用の器具を用いて計っていきます。2次元でしか確認できないレントゲンよりも精度が高いです。
● 1回目の検査
基本的に頬(唇)側の3ヶ所(近・中央・遠)、舌(裏)側の3ヶ所(近・中央・遠)ずつ、計6ヶ所を立体的に計測します。
歯根(歯の根)の状態、出血の有無、歯の動揺も検査します。腫れていたり、炎症が強いと少し痛みを感じる事があります。
● 2回目の検査
歯肉が引き締まり、健康になると痛みを感じません。この時点で炎症が残っていたり、深いポケットがあれば、患者様の歯磨きが苦手な部位という事になります。
歯周ポケットと歯肉の状況
健康な歯肉
健康な歯肉の溝は1~2mmです。小さなお子様から年配の方まで、また人種にも左右されません。
歯肉炎
歯の表面にプラークが残っていると炎症が起き、ポケットが3~4mm位に腫れます。プラークによる炎症が起こると、歯周ポケットはさらに大きくなる悪循環におちいります。
歯周病
プラークが固まり歯石になると、歯根を支えている骨に悪影響(悪い細菌の塊から遠ざかろうと生体の防御反応により骨が吸収)が起き、5mm以上の深いポケットが進行していきます。ポケットが進行すると言う事は、歯を支える大事な歯槽骨がドンドン失われていくと言う事です。
再発を予防する為に
「備えあれば憂えなし」 あなたの健康の為に定期検診をお勧めします。
カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。治療した時に徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきますので全滅させる事は不可能なのです。
ですから、毎日の正しい効果的な歯磨きと定期検診(歯周病菌に再感染していないか、カビ菌が増えすぎていないか等をチェック)が大切です。歯周病は再発しやすい病気です。その為、治療終了後から定期的に行われるメインテナンス治療を怠ると、治療前の歯周病のお口に逆戻りしてしまいます。
歯周ポケット検査:
東京ICCHO日本橋歯科・矯正歯科
(中央区日本橋の歯科医院・歯医者さん、日本橋駅直結・東京駅 徒歩4分)