親知らず
東京ICCHO日本橋歯科・
矯正歯科の親知らずの
治療(検査・抜歯)

親知らずとは
親知らずとは第三大臼歯と呼ばれる奥歯のことです。「智歯」とも呼ばれます。
親知らずは一番最後にはえてくるために、はえるスペースがないと斜めにはえたり、埋もれたままの状態の場合もあります。
正しく生えてこない親知らずは、きれいに清掃がしづらく汚れによって炎症が起きて腫れたり痛みが出る場合があります。
親知らずの炎症や腫れを
放置するとどうなる
親知らずの痛みは急性期を過ぎると腫れ・痛み等の症状が緩和されますが、決して病気が治ったわけではありません。
そのままの状態で放置すると大事な手前の第二大臼歯まで悪くなり、抜歯しなければならなくなったり、噛み合わせがズレて顎関節にも悪影響を及ぼしかねません。
そのため、親知らずの痛みが再発する前に、歯医者に受診して適切な治療を行うことをおすすめします。
当院の親知らずの
抜歯治療について

痛みの少ない親知らずの抜歯治療
痛みや腫れといったトラブルの原因が親知らずである場合、抜歯を検討する事になります。当院では治療を開始する前に、患者さまのお口の状態や抜歯の必要性などについてもしっかりと説明をいたします。
その上で、下記に挙げるような麻酔方法を組み合わせる事により、患者さまには可能な限り抜歯時の痛みを感じないよう施術しております。
親知らずの「抜歯や麻酔の痛みが怖い」という方も安心してお任せいただけます。
表面麻酔
麻酔の針が痛くないよう粘膜表面にゲル状の麻酔を塗布、麻酔を効かせます。

浸潤麻酔
表面麻酔が効いた後、麻酔液を浸潤させ神経を麻痺させます。通常の虫歯治療、神経の治療や抜歯等は浸潤麻酔で行います。
治療する歯の周りに注射をして限られた部分を麻痺させる麻酔です。

伝達麻酔
直接神経に麻酔をし、神経末梢に麻酔を効かせます。広い範囲麻酔が必要な場合、骨が緻密で浸潤麻酔で効果が期待できない時、急性期浸潤麻酔で炎症を拡大する恐れのある場合等に用いられます。

安全性を高める歯科用CTの活用
症状応じて歯科用CTスキャンを用いて、埋まっている歯の位置や状態を事前に確認することが可能です。
歯科用CTの情報により、神経を傷つけてしまう可能性や歯の周囲の炎症の程度、病巣の有無や大きさ、位置なども判断・考慮して、治療を行う事ができます。
余分な切開や骨の切削などを避ける事ができ、より安全な治療につながります。
親知らずは抜くか・残すか
親知らずについて、「親知らずは抜いた方がいいですか?」と言うご質問をよく頂きます。
親知らずは、何かとトラブルを起こしやすい歯ではありますが、必ずしも抜かなければならない訳ではありません。
親知らずを抜く必要があるケース例
- 曲がって生えている・歯茎に半分埋まっている親知らず
- 親知らずや隣接する歯が虫歯や歯周病になっている
- 親知らず周辺の歯茎が腫れている・痛みを持っている
- 歯が伸びてきている
- 頻繁に頬や舌を噛んでしまう 等
親知らずを抜く必要がないケース例
- まっすぐに生えている親知らず
- 親知らず自体や隣接する歯が虫歯や歯周病にかかっていない場合
- 上下の親知らずがきっちりと咬んでいる場合
- 入れ歯やブリッジの支えとして使う可能性がある場合 等
親知らずは、生え方によっては虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、隣の歯(手前の歯)や噛み合わせに大きな影響を及ぼすことがあります。
「親知らずを抜いた方がいいのかどうか」、患者さま個人での判断は難しいものですので少しでも奥歯に違和感を感じたら、ぜひ遠慮なくご相談ください。
親知らず抜歯治療の流れ
問診
ご来院いただきましたら、まずは問診を行います。お体の状態や服用されているお薬、当日の体調についてなど、そのほか気になることは何でもお知らせください。
もし抜歯前に内科や他科に問い合わせが必要な場合は、日を改めて抜歯を行うこととなります。

診査・診断
症状に応じて、CT撮影などの検査を行います。
親知らずと神経や副鼻腔、周囲の歯との位置関係を把握することで抜歯の可否・難易度などを的確に判断します。

抜歯治療
可能なかぎり痛みの少ない治療が行えるよう、最大限の配慮をしながら的確に丁寧に施術を行います。術前に麻酔を充分に効かせてから治療に入りますので、術中に痛みを感じることはほとんどありません。

縫合と止血
歯茎の切開が必要な治療の場合には抜歯後に縫合を行います。しばらくガーゼを噛んでいただくことで止血を行い、血が止まったことを確認して抜歯治療は終了となります。
